「心理士ってかっこいいけど…本当に目指して大丈夫?」― 情報が少なすぎて不安になる心理職のリアル
「心理士ってかっこいいけど、どうやってなるのかな?」
心理士と言えば、人の悩みに寄り添い、心を支える仕事。そんな魅力的なイメージがありますよね。しかし、いざ進路として考え始めると、疑問がどんどん出てきます。
- 心理士ってどうやってなるの?
- 心理学部に行けばいいの?
- 資格は何種類もあるって本当?
- 将来ちゃんと仕事はあるの?稼げるの?
そんな疑問に対して、実際に心理の仕事をしている私が経験を踏まえてお答えしていこうと思います。将来心理士を目指している、または少しでも興味のある皆さんのお役に立てばうれしいです。
まず結論からお伝えします。
心理士に興味があるなら、まず「心理士になるまでの全体像」を知ることが大切です。
- 心理士になるまでの進路の流れを知る
- 心理学部や心理学科のある大学を調べてみる
- 心理の仕事について少しずつ情報を集める
この3つをするだけで、「心理士って難しそう…」という漠然とした不安はかなり小さくなります。
医師や看護師なら、「医学部に行く」「看護学校に行く」という進路を多くの人が知っています。しかし心理士の場合、どんな進路を通るのかを知っている人はそれほど多くありません。そのため、興味があっても途中で不安になってしまう人が多いのです。
例えば、心理学に興味があって、心理学部に進学しましたが大学3年生になってから、「臨床心理士になるには大学院が必要」ということを初めて知ったらどうなるでしょうか。
「え、大学院に行かないといけないの?」
大学院進学を考えていなかったため、進路に迷ってしまうことがありえます。(←まさに私はこれでした…)
このブログを見てくれた皆さんには、心理士になるには大学院進学が必要になる可能性を知り、最初からそれを前提に大学を選び、進路もスムーズに決めていただきたいのです。
心理士になるまでの道筋が見えてくると、不安はぐっと小さくなります。
実は決まっている!心理士になるための基本ルート― 知れば不安が消える「心理士までの全体像」
心理士になる道は複雑に見えて、実は大きな流れは決まっています。
心理士には資格の種類や進学ルートがいくつかあり、難しく感じてしまいます。しかし「何をすればいいかわからない」という不安は、全体像を知ることでかなり解消できます。
基本の流れはスムーズです。
高校
↓
心理学を学べる大学へ進学
↓
(必要に応じて)大学院へ進学
↓
資格取得
↓
心理職として就職
ここで特に大事なのが、心理職には主に2つの代表的な資格があるという点です。
- 公認心理師(国家資格)
- 臨床心理士(民間資格)
この2つはよく混同されますが、進み方に違いがあります。
たとえば、臨床心理士は基本的に大学院進学が必要です。
一方で公認心理師も、多くの場合は大学+大学院、または実務経験が求められます。
つまり、どちらを目指すにしても、大学卒業だけで完結するケースは少ないということです。
そのため、早い段階で「どのルートを通るか」をざっくり決めておくことが必要になってきます。
完璧に決める必要はありません。
ですが、「大学院が必要かもしれない」「資格には種類がある」と知っておくだけで、進路の選び方が変わります。
心理士は社会から求められているのか?
心理士を目指す人は年々増えており、社会的なニーズも高まっています。
では、なぜここまで増えているのでしょうか。背景には、「心のケア」の重要性が社会全体で注目されていることがあります。
例えば、
- 学校でのいじめや不登校
- 職場でのストレスやメンタル不調
- 子育てや家庭の悩み
こうした問題に対して、専門的に関わる存在として心理士の役割が求められているのです。
さらに大きな変化として、「公認心理師」という国家資格が誕生したことも影響しています。
このような流れを見ても、心理職はこれからも必要とされていく分野だと考えられます。
ただし、ここで一つ大事なことがあります。
それは、「人数が増えている=簡単になれる」というわけではないという点です。
心理士になるには、大学や大学院での学び、資格取得など、一定の努力と金銭的な負担が必要です。そのため、「なんとなく興味がある」だけでは続けるのが難しいこともあります。
心理士は魅力的な仕事で、社会的なニーズも確実に高まっています。
次の章では、いよいよ具体的なステップを一つずつ詳しく解説していきます。
【完全ガイド】心理士になるまでの5ステップ― 迷わないためのロードマップ
繰り返しになりますが、心理士になるためにやるべきことはある程度決まっています。
この流れを知っておけば、「何から始めればいいの?」という迷いはなくなります。
では、具体的な5ステップを見ていきましょう。
STEP1 高校生のうちにやっておきたいこと
まずは心理という分野に触れることが大切です。
本を読んだり、心理系のYouTubeを見たり、「人の心」に興味を持つことから始めましょう。
STEP2 心理学を学べる大学に進学する
心理士を目指すなら、心理学部や心理学科のある大学に進むのが基本です。
ここで基礎知識をしっかり学びます。
STEP3 大学院に進む(臨床心理士の場合)
臨床心理士を目指す場合、多くは大学院進学が必要です。
より専門的な知識や実習を通して、実践力を身につけていきます。
STEP4 資格を取得する
公認心理師や臨床心理士など、自分の進路に合わせた資格を取得します。
ここが大きなハードルですが、しっかり準備すれば乗り越えられます。
STEP5 心理職として就職する
病院、学校、福祉施設、企業など、さまざまな場所で働くことができます。
心理士への道は、一歩ずつ進めばいい道です。
まずは今できることから始めることが大切です。
まずはここから!心理士を目指す人が最初にやるべき3つのこと
心理士を目指すなら、「小さく行動すること」から始めてみましょう。
情報を知るだけでは、不安は完全には消えません。
実際に行動することで、「自分にもできそう」という実感が生まれます。
では、今日からできる3つの行動を紹介します。
① 心理学部のある大学を調べる
まずは「どんな大学があるのか」を知ることから始めましょう。
偏差値だけでなく、カリキュラムや進学実績も見るとイメージが湧きやすくなります。
② 心理の仕事について知る
心理士がどんな場所で働いているのかを知ることで、将来のイメージが具体的になります。
「こんな働き方があるんだ」と知るだけでも、モチベーションが変わります。
③ 心理学に関する本を読んでみる
難しい専門書でなくて大丈夫です。
やさしい入門書や自分が興味を持った分野について1冊読むだけでも、「心理って面白い」と感じられるはずです。
ここで大事なのは、「完璧に理解しようとしないこと」です。心理学を楽しむところから始めましょう。
心理士を目指すうえで大切なのは、「少しずつ前に進むこと」。いきなり大きな決断をする必要はありません。
まずは小さな行動から始めてみてください。
その積み重ねが、将来の大きな選択につながっていきます
この記事のまとめ
- 心理士に興味を持つ人の多くは「本当に目指して大丈夫?」と不安になるが、それは情報不足による自然な悩み
- 心理士になるには「高校→大学→大学院→資格→就職」という基本ルートを理解することが重要
- 公認心理師・臨床心理士など資格の違いを知り、早めに進路の全体像をつかむことで迷いを減らせる
- 心理職は増加傾向にあり社会的ニーズも高いが、準備が必要
- まずは大学を調べる・仕事を知る・入門書を読むなど、小さな行動から始めることが将来につながる。
初心者におすすめ!心理学に関する本を紹介
最後におすすめの本をご紹介します。
マンガでサクッと読めておすすめです。ゆうきゆう先生の本はシリーズ化されているので、興味のある分野から読むのもいいですね。
マンガのような読みやすい本からのスタートが個人的にはおすすめです。
私は発達障害に興味があったので、こちらの本を読んで「なるほど!」「そういうこともあるのか!」と驚き、納得をした一冊。読みやすいのでこちらもおすすめです。
*本記事は筆者個人の経験や考えをもとに作成しています。特定の団体や心理士全体の意見を示すものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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